高校野球・プロ野球 名勝負

高校野球・プロ野球の名勝負や、個人的に記憶に残っている試合など。

延長15回サヨナラボーク<宇部商×豊田大谷>

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
宇部商 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2
豊田大谷 0 0 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 1x 3

<1998年・夏 選手権大会2回戦>1998年8月16日:阪神甲子園球場


衝撃的な幕切れとなったこの試合。

延長15回裏の豊田大谷(愛知)の攻撃、ヒット・エラー・敬遠で無死満塁の場面。宇部商(山口)の投手・藤田はセットポジションに入ろうとした腕を途中で下ろしてしまいました。
これがボーク宣告され、大会史上初めてのサヨナラボークでの幕切れとなりました。

小さい体で炎天下ひとりで200球以上投げ続けた2年生投手の藤田。おそらく意識は朦朧として、判断力などもだいぶ落ちていたのでしょう。
試合終了の瞬間、藤田は何が起こったのか理解できていなかったようで茫然とマウンドに立ち尽くし、その後静かに泣き出したのが印象的でした。

ちょうどお盆時期だったので家族でこの試合を観ていたのですが、一緒に観ていた父も「かわいそうにな~。ここまでやったんだから、取らなくてもよさそうだがな~…」と言っていたのを覚えています。
観ている側からしたら、そういう心情の人も多かったでしょう。
でも、ルールはルールですからね。残酷ですが。

ボークの宣告をしたこの試合の球審・林さんの記事がちょっと前に出ていたのですが、この方も報道陣から責められるなど大変な思いをされたようです。しかし、林さんは審判としての仕事をしっかりこなされただけのこと。批判するのは筋違いだと思います。
林さんの記事を読んで、審判の方の見えないところでの選手への気遣いに感動しました。

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